賃貸物件退去の交渉について

賃貸物件退去の交渉について

10年ほど住んでいる賃貸で、昨年6月に最終更新をしましたが、今年4月に、
家主から、息子を住まわせたいから部屋を出てほしい、すぐではないけど、
更新料はお返ししますからと電話がありました。
早期に退去の意思を示せば交渉可能と考え、友人、知人にも相談し、今回のケース
なら家賃2年分請求していいとの不動産関係の方からのアドバイスもありました。
一応転居先を見つけ、見積りをだし、家主の提示額では足りないこと、
家賃滞納もなく、家主都合の退去なら転居費用は全て持ってもらいたいこと、
家賃2年分請求できるとの話もあるが、1年分を払ってもらって、速やかに
退去しましょうと、こちらの要望を提示しました。
すぐに返事があり、そんな支払いは想定外だ、じゃあ、早期退去の件は撤回する、
だけど、次回の更新はご遠慮くださいと言ってきました。
このようなケースでは更新拒否に応じる必要がないことは解っていますが、
信頼関係がなくなった家主の物件に住むことも辛いですし、今後設備の故障の際や、
退去の際の金銭トラブルなどが不安です。
費用的に問題ない専門家がいれば、その方を代理人に立てて、早期退去の方向で
再交渉してみたいと思いますが、こういった交渉をするにあたって、
なにか注意点があれば教えてください。


大家都合で退去する際の交渉の注意点について

質問文から感じる状況では、大家は退去を急いでいる感が然程ないように感じます。
更新拒否には正当な事由が必要ですし、今回のケースは正当な事由にはならないと
思いますが、注意が必要なことがございます。


また、退去をお願いする際には立ち退き料が数ヶ月分単位で発生していることも
よく有りますし、裁判でも立ち退き料を認める判例もございます。


但し、この立ち退き料は、退去を求める際の大家の義務ではありません。
また、賃借人が大家に請求できる権利をもっているという類でもないのです。


その為、正当な事由ではないけど、大家側がどうしても退去を急ぐ場合、
多くは金銭の支払いで合意解除を取ることになりますし、合意解除をしなければ
賃借人は居座れることにもなります。


しかし、賃貸借契約には途中解約の取決めが設定されていることが多いです。
今回の賃貸契約にもおそらく設定があるかと思いますが、賃貸人は半年前までに、
賃借人は1ヶ月前までに告知することで、途中解約が有効となります。


仮に今、途中解約の申入れがあれば、半年後には立ち退き料などもなく退去しなくては
いけない可能性がございます。


大家が特段退去を急いでいない状況の場合、契約通り有効となるだけの期間を設けて、
解約を申し入れてくる可能性が高くなります。

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